個展 "Camera Obscura 2"
+ 特別企画「えんぴつ博物学:黒鉛筆の歩き方」
2012/06/01(Fri)-06/30(Sat)
PhotoCafe and Gallery Barrage〔静岡県浜松市〕
告知DMハガキ〔作品は「ひ弱な太陽系」〕
【参考】旧・告知ページ
浜松市では2年ぶりの個展!!
ちょうど1年前にも浜松での個展を予定していたのですが、「3.11」の震災直後であったため、思うところあり、中止にしました。そしてその後は偶然、藤枝・焼津・豊橋と他の地域での展覧会が続いていました。なので、なんと地元浜松では「"Camera Obscura"」(2010年4月 Gallery Barrage)以来実に2年ぶりの個展開催になります。浜松の皆さん、お待たせしました(笑)。通算では17回目の個展となります。
"Camera Obscura" (カメラ・オブスクラ)とは?
"Camera Obscura"とは、ラテン語で「暗い部屋」の意味で、19世紀頃に発明された「カメラ」の原型となった光学装置です。いわゆる「針穴写真機」の原理を応用して、日食の観察を行ったり、絵画の下絵を描く補助の目的に使われたりした道具なのでした。〔詳しくは--> Wikipedia「カメラ・オブスクラ」〕
個展のコンセプトと出品作について(なんちゃって)
カメラである瞬間に目の前の空間を切り取るように、紙の上に無意識の中から現れてくるイメージを、片っ端から描いて行きました。震災のことやごく個人的なことなど、大小さまざまですがそれぞれに僕にとっては重要なことが、ココロの中に浮かんでは消え、現れては通り過ぎて行きました。一気にたくさん描ける時もあれば、手に付かない時もありました。
そんな中で、僕は僕なりのある想いを抱えながら描いて行った作品たちなんですが、あまり説明じみたことは言わずにおこうと想います。なぜなら、何かを突きつめて見つけた、立派な結論めいたことを描いたものではなくて、分からないことだらけのなかで、とりあえず前を向いて歩いて行くような、そんな感じは伝わるものじゃないかと思うからです。皆さんそれぞれに、素の状態で観てもらえたら嬉しいです。
場所がら小規模な個展で、いつものように小品が中心ですが、今回は比較的大きな作品も出来ています。新作10数点の他、近作からセレクトして構成したいと思っています。どうぞお楽しみに。
緊急告知:特別企画イベント開催のお知らせ
また帰ってきちゃったワルダクミ企画
えんぴつ博物学:黒鉛筆の歩き方
開催日:2012/06/16(Sat) 10:00〜12:00
参加費:3,000円〔1ドリンク&ランチと資料・画材類実費込み、さらにプレゼント付き!〕
個展会場のPhotoCafe and Gallery Barrage〔静岡県浜松市〕で開催(※出来ればご予約をお願いします)
特別企画「鉛筆博物学」:黒鉛筆の歩き方 ミニフライヤーから
文具好きも絵描きさんも通りすがりのカフェ好きのひとも
「鉛筆ってこんなに××なんだ!!」って驚きと感動(たぶん)の
黒鉛筆をめぐる「博物学ごっこ」を開催します!!
講師はもちろん、わたくし、鉛筆画家 藤田明が務めさせていただきます!
鉛筆の「黒」は、墨・木炭・インク・絵具などの「黒」とは全く性質も色味もまったく異なります。色鉛筆の「黒」ですら全く別物であることに、みなさんはお気づきでしょうか?黒鉛筆ばかり使って作品を使っている鉛筆画家の僕は、「色は付けないんですか?」なんて聞かれることもよくありますが、黒鉛筆そのものの美しさを、ぜひ一度皆さんにも体感して、もっと鉛筆を楽しんでいただきたいものです。
「鉛筆にも、まだできることがある...」
一般的な「鉛筆画」のイメージを大きく裏切る藤田の鉛筆画技法とイメージへの挑戦は、楽しみながら集めてきた沢山の鉛筆たちの研究が原動力となっています。「鉛筆にも、まだできることがある」と、僕は信じています。しかし、いつの間にやら本来の目的から激しく脱線し(笑)、尋常ではない数と種類に発展してしまった鉛筆コレクションは、過去何度かその一部が個展会期中に展示され、困ったことに(笑)作品以上に注目を集めるという、本末転倒な事態も発生....その後も鉛筆は増え続けています。
開催内容(予定)
鉛筆の歴史とトリビア、なんちゃって鉛筆工場見学(鉛筆の出来るまで)、世界の鉛筆を集めた怒涛の描き比べ大会、鉛筆画家・藤田ならではの鉛筆画技法の挑戦など、黒鉛筆をめぐる博物学のような、他ではまず実現し得えない知的好奇心あふれる楽しいイベントにしたいと思っています!
絵が描けない方も全くご心配いりません:お得な企画について
ドリンクとランチ代がセットになっていますので、お茶などとともにくつろぎながらご参加下さい。12:00頃に本編を終了した後、ランチを召し上がって頂く予定です。実習で使う資料や画材の費用も込み。その上英国製鉛筆セット*などおみやげプレゼントもご用意した、超お得な特別企画です!
なお、当日飛び入り参加も歓迎ですが、準備の関係で、事前にPhotoCafé and GalleryBarrageさんに電話などでご予約をしていただけますと大変助かります。
*以前開催したワークショップにてさし上げたのと同じ製品です。
ご希望のリピーターさんには別メーカーの鉛筆もお選びいただけるようにしますね!
会場へのアクセスとお問い合わせ先について
Photo Café and Gallery Barrage(ギャラリーバラージ)
浜松市周辺の写真好きが集まる写真館を併設したカフェ・ギャラリー。
展覧会・音楽イベント・読書会・各種ワークショップも開催しています。
入場は無料ですが、ぜひ美味しいお茶やお食事と共にお楽しみ下さい。
Gallery Barrage ギャラリーバラージ [blog]
Photo Cafe フォトカフェ [blog]
●場所 〒435-0048 静岡県浜松市東区上西町1332-1
●電話 053-443-8283
●営業時間 11:00 〜 19:00(第2・4金曜は22:00まで営業)
●定休日 月曜、第1・3・5火曜